 | 池田先生、そして掲示板の皆様、初めまして。 現在公開中の劇場版からベルサイユのばらの世界に導かれた者です。
祖母・母親世代にとってのバイブルとも言うべき作品、ぜひ一度は触れてみたい……と思いつつ機会を逃していた中、劇場版の公開を知り、10年来のファンだという友人と共につい2週間ほど前観に行ってきました。 ただただ感涙、自分の生まれる30年前にこんなにも胸を打ち、社会を生きる人間たち──特に女性の支え、指針となるような作品がすでに少女たちに向けて贈られていたなんて!と感激しながら帰って参りました。「ベルサイユのばら」は、私と出会うまでずっとここで待っていてくれたのだ!……と何とも傲慢な思いまで抱いてしまうほどの衝撃でした。 帰宅してすぐ原作を全巻購入&読破し、外伝物まで揃える算段を立てている最中にこの掲示板の存在を知って、新参者ながらついコメントいたした次第です。
女子校で青春をすごし、女としての生や幸福とはなんだろう、それ以前に、人間として生きるとはどういうことだろう……と、特にここ数年悩みながら歩いてきたように思います。社会に本格的に参入するまでの刻限も迫っている今、ジェンダーロール的な女としてのあり方ではなく、ただ自己の真実に従い、一人の女、一人の人間として生きたオスカルの物語に出会えたことは本当に幸運でした。 今までこの作品と出会ってきただろう少女たちのように、オスカルの金色の背中を追いかけて、そしていずれは自分の足で駆けていけるような女性になることが私の夢になりました。
もし何かがまかり間違ったような幸運が起きて笑……私にとってのアンドレ(あるいはルイ16世陛下?)のようなあたたかな人に出会い、そしてもし子供に恵まれるようなことがあったなら、必ずその子たちにもこの作品を継いで参ります。
……という遠すぎる話は置いておいて!現在の一番の願いは、劇場版の制作陣・キャストの方々によって新アニメシリーズが制作されることです! まずはこの目標に向かって、これからも長く作品全体を応援していこうと思います。池田先生の今後のご活躍もとても楽しみにしております。どうかお元気でいらしてください。 |